『まほろ駅前多田便利軒』を読みました

三浦しをんさん作の『まほろ駅前多田便利軒』を読みました。映画化もされ、けっこう有名な本作ですが、かなり面白かったです。まずキャラクターがみんな個性的です。便利屋をしている主人公やそこに転がり込む元同級生、娼婦、ヤバイ組織の人々など、まるで身近に実在しているかのように思えてくるから不思議です。人物描写がしっかりしているからこそ小説の世界にどっぷりハマれます。

ストーリー展開としては短編連作のように見えて大きな流れは緩いのですが、終盤あたりで主人公の過去が明かされたりして、全体をきっちりまとめ上げてくれます。ハートフルストーリーではないはずなのに、なぜか心が温かくなるようなお話しです。作者の三浦しをんさんはエッセイもよく読むのですが、色んな本を読んでいて心が豊かなのだろうと推測しています。三浦さんは文章が読みやすくて、心情を描くのが特に上手だなぁと思う作家さんです。

続編も出ているので、読みたいのですがあいにく地元の図書館で見つけられなかったので予約して取り寄せてもらおうと思っています。続きが読みたい本が増えてきました。お金が際限なくあれば手あたり次第購入して、いわゆる「積ん読(つんどく)」するんだけどなぁ。

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